Leadman's story 02 "Strictly confidential duty"

【前回までのあらすじ】
冷たい雨のある日、リードマン中尉はペンタゴンからMI6との共同極秘任務への参加を命じられる。同時に暗躍するテロリストによる南アフリカ大統領拉致計画防止の為、新生Rainbowチームの緊急展開のお膳立ても任せられるのであった。




…「革命の報い」…


遠くから迎えのヘリのローター音が聞こえてくる…
冷たい雨に打たれながら、私はそこにいた… 辺りは霧に包まれ、しかしうっすらと白み始め
夜が明けるのを告げている…
『こんな筈では。。。』
右手に握られたSVインフィニティ・クラシックハイブリッドは、まだ熱をおびていて雨の雫で
かすかに湯気を立ちのぼらせていた… 任務は失敗に終わったのか?これは罠だったのか?我々は
誰かに踊らされていただけなのか?
…本当の「黒幕」は、いったい…

数日前、私はペンタゴンに呼ばれてていた。 お定まりの極秘任務の指令だけなら、私をここに呼ぶ
必要は無い…『嫌な予感がする』それにこの制服姿も勘弁願いたいものだが、まぁ仕方あるまい、私は
この国には存在しない事になっている組織の人間だからな、陸軍中尉の姿でいなければならない。。。

通されたオペレーティングルームには、ディムズ長官と一人の見慣れない紳士が待っていた。
ちょいと見ない英国スタイルのスーツ姿…『ハッ! MI-6!?』
直感はアタリだった、長官はなぜか不機嫌そうに天井を見上げながら彼に私を紹介しはじめる…
「ミスター、今回の任務に我が国から非公式で参加させるリードマン中尉です。。。」
すると、彼は少し驚いた表情で
『中尉?…いや、失礼! 中佐殿の間違いでは?』
「いえ、中尉です、彼がベストです… フゥ〜 彼は我が国の誇る特殊部隊の人間です、ア〜 
肩書きはむしろ関係無い、それが実戦で何か役にでも立ちますかな?」

私はクッと笑いをこらえた、ディムズ長官は私が昇進を拒むセリフをそのまま使いやがった、大佐か
クラーク将軍からでも聞いたのか… 私は彼に向かい
「リードマンです、Mr.ダブルオー…」
『ダブルオーは無しでいきましょう、Mr.リードマン(握手)私はウィリアム・バード、こちらふうにウィル
と呼んでください。 今回参画していただく任務は、我が英国の威信に関わる重大なミッションとなります、
どうしても貴国の助けが必要なのです…もちろん‘非公式’で。』

私は、チラッと長官に目をやる…まだ不機嫌そうに天井を見上げている、今回の任務はそんなにヤバイのか?
ウィル氏は説明を始めた
『Mr.リードマン、既にご存知かと思うが我が英国に亡命していたFSBのリトビネンコ中佐の毒殺の件なのだが…』
なるほど、ロシアが絡んでいるから長官は乗り気ではない訳か…これは国家間の微妙なバランス関係に関わる任務だ
NATOとロシアは2002年に国際テロとの戦いの為に協力してきたが、03年「バラ革命」04年「オレンジ革命」
で、誕生したグルジア、ウクライナがNATO早期加盟を掲げた為にロシアは反発姿勢に…そう、今年初めウクライナ向け
天然ガス輸出一時停止をNATO側が非難、現在では「第二の冷戦」状態だ… この事も関係しているハズだ、MI-6はどこ
までの情報を掴んでいるのか?おそらく彼は真実を語るまい、何か裏がある、か?
私はいままでに遭遇した事の無いこの重大な任務、いや事件にはじめて恐怖した…

一通りウィル氏からこの事件に関する未報道の内容も含め、今回の任務の概略を聞かされた私は早速
準備に取り掛かろうとすると、長官に呼び止められた。
『リードマン、実はもうひとつ君に頼みたい事がある…』
「なんです?長官、時間がないのはご存知でしょ、関わる以上私はこの国の裏の責任を背負うんですよ?」
『すまない、リードマン…しかしこれも君だからこそ頼める任務なのだ!本来はこちらの作戦が先行だった
のだが、MI-6直々のおでましでは。。。 故にこちらの作戦は君のメンバーで進めてほしいのだよ、もちろん
責任のすべてを私が負う、まぁ指揮を執るのはクラーク将軍だから問題はなかろう』
「わかりました」

私のなかではすぐに人選は決まっていた、あとは(彼)が首を縦にふるかどうか、
 …イナーク…
まぁ、ロイゼルもつけて、あとはNATOの新人でいこう…彼好みかは知らんがね、燃えてくれるだろう
レインボウの時の様にな。。。それに今の状況ではイーグルワンはまだ呼べないだろう。
 …南アフリカ…
やっかいな場所ではあるが、イナークなら問題なかろう。 休暇中(イナークの休日参照)なのは申し訳無いが、作戦が終了したら
たっぷり‘吹き飛んじまうほど’寝かしてやるさ、口座にボーナス付きでな…

私は急ぎイナークのねぐら、イーストサイドのマンションに向かった。

...続く


 

 Photo   ヴィッカースNightHawkカスタム

 Photo   SVインフィニティ5.0ハイブリッド

 Photo   SIG P226R

 Photo   USP45 & ワルサーP99

 Photo パラオーディナンスUltimateComp

 Photo  M92FS ScoreMasterL.T.D

 Photo  SV Infinity Classic Hybrid 6.0

 Photo  Wilson Combat Pro Bobtail

 Photo SV Infinity Xcelerator Fluted5.0

 Photo  S&W1911DK&M4013TSW

 Photo  J-ArmoryミルズCustom改

 Photo   リードマン中尉の静かな休日