Inerk's story 66 "Votoms The Escape"

【前回までのあらすじ】
俺は100年戦争終戦の末期、小惑星リドの秘密作戦に参加させられた。
だがそれは軍が秘密裏に開発していた人工のパーフェクトソルジャーの違法な奪取計画だったのだ。
俺はメルキア軍情報部から反逆者の汚名と拷問を受け、必死に脱走を試みた。
そして退廃の街、ウドに潜伏して僅かだが信頼できる仲間を得た。
しかしそのウドもメルキア軍の侵攻で炎に包まれるのだった。




俺の名はキリコ。
キリコ・キュービー。メルキア軍のVotoms乗り、吸血部隊レッドショルダーだった。

終戦直前の不可解な転属の後、俺の人生は大きく狂わされた。
転属先ではコニン少尉の指揮の下、俺は作戦目的も知らされず、小惑星リドへの強襲作戦に参加させられた。

俺達が襲撃したリドの守備隊は、バララントではなく何と味方のギルガメスのスコープドッグ達だった。
『ここは味方の基地じゃないんですか!?』 俺の問い掛けにコニン少尉は「疑問を持つな。ただ任務を果たせ!」
とだけ応えた。

俺は只一人突入口の守備を任され、リド守備隊のスコープドッグにビームランチャーで奇襲を受けた。
幸い弾道はそれ、俺はそいつのスコープドッグをATヘビィマシンガンで蜂の巣にしたが、リドの施設の隔壁に大きな亀裂が入った。
その亀裂の向こうからは青い強い光が漏れて来ていた。

俺は何かに導かれるようにスコープドッグから降り、光へと歩を進めた。
そこでおれが見たものは....青い光に包まれてカプセルに収められた女性の形をした何かだった...
コニン少尉達が探していたのはこの女性...素体と呼ばれる人工的に作られたパーフェクトソルジャー。「プロト・ワン」だった。

俺はそのままそこで待機を命じられ、コニン少尉らは素体を運び出した。
その後の俺を待っていたのは俺めがけて放出された爆弾だった。

小惑星リドは爆発により消滅し、俺は意識を失って宇宙を漂流した。

俺は小惑星リド襲撃の報を受けて出撃してきたギルガメスの戦艦に回収された。
だがそれは救出ではなく、軍の最高機密を奪った略奪行為の犯罪者としての逮捕だった。

連日に渡る拷問。だが何も知らない俺に何を答える事が出来よう。
俺は自らの持つ生存本能と、培った兵士としての能力を最大限に発揮して脱走した。

しかしそれはギルガメスの情報将校ロッチナが、俺が素体を奪った組織と何らかの接触を持つだろうとわざと泳がせた事に俺は気付かなかった。


俺はギルガメスの現在の主星メルキアの退廃の街、ウドに身を潜めた。
そこで俺は武器商人のゴウトや仲間のバニラ、ココナらと運命的な出会いをし、バトリングと呼ばれるATを使った格闘技の選手として過ごす事になった。

だが俺はバトリングの最初の試合で、あの小惑星リドで指揮を取っていたコニン少尉と実弾を使った殺し合い、リアルバトルを仕組まれた。
俺は知らずに俺の運命を狂わせた組織に偶然近づいていたのだ。

俺はコニン少尉を倒した。しかし彼は俺の疑問に答える事なく息絶えた。
その後、ウドの街では素体・パーフェクトソルジャーのプロトワンを巡って秘密結社と治安警察、そしてロッチナ率いるメルキア軍追撃部隊が激しい闘いを繰り広げ、戦場さながらの地獄絵図と化そうとしていた。

--------------------------------------------------------
ここでページ右上のMediaPlayerにてVotomsのPlay動画をご覧ください。
--------------------------------------------------------


ウドの街は炎に包まれ崩壊した。

俺はギルガメスの精鋭スコープドッグAT部隊と、秘密結社のスタンディングトータスAT部隊、そして治安警察の戦車隊との激戦をくぐり抜け、ウドを単身脱出した。

俺の戦争で冷え切った心を暖めてくれ、何度も危機から助けてくれたゴウト、バニラ、ココナ達の消息も知れない。
そしてパーフェクトソルジャーのプロトワン、フィアナも秘密結社と共に姿を消した。

俺は再び何もかも失った....仲間も。生きる目的も。

------------------ そしてラストレッドショルダー編へ ------------------

 Movie   Votoms The Escape

 Photo

  ScopeDog with Heavy MachinGun


 Photo

  いかなる戦闘も生き残る異能者キリコ


 Photo

  いかなる戦闘も生き残る異能者キリコ


 Photo

  Votoms妄想Shoot用Prop HeavyMachingun