Inerk's story 04 "Victory Imports Auto Center"

【前回までのあらすじ】
日系米国人のイナークは米国陸軍レンジャー、デルタ部隊勤務を経て、NATOの特殊作戦部隊Rainbowに従事していた。
テロリスト達との殺伐した闘い、殺し合いの日々に疲れた彼はRainbow部隊の退役を希望。
クラーク准将の計らいでSPを経て過去の経歴を買われて市警のS.W.A.Tへ配属となり、エレメントリーダーの資格を得た。
イナークをリーダーとして新しく増設されたチームが遂に出動の日を迎える。




俺の名はイナーク。市警のSWATで新米のエレメントリーダーを務めている。

昨日、リーダーの資格試験で無事合格を勝ち取った。
(最後に隊長から強烈なジョークを喰らったが)
しかし新編成されたチーム割でのシフトのくじ引きはThirdWatchシフト勤務を引いてしまった。

『最も事件や事故が多発する魔の時間帯...それがThirdWatch...』
人気TVシリーズのナレーションが頭をかすめる。

待機室に戻るとチームメンバーからはブーイングと共にポップコーンとハンバーガーの包み紙のつぶての洗礼。まあ当然だろう。
SP初任務の貧乏籤で証明されているが俺のくじ運は最悪だ。
次回のシフト割り当てのくじ引きはチームの他の誰かに代わって貰おう。

午後10時。先日の廃ビルでの銃撃戦で容疑者へ発砲した件について、内務調査課からの調査結果報告書が届いていた。待機室で目を通す。
『隊長の指示の下、適切な判断での発砲による容疑者の射殺である』との旨が記載されていた。
これで調査終了までの暫定的な出動停止処分から開放された。

出動は無くとも日々の訓練には変わらず参加していたので腕は鈍ってはいない。
凶悪な犯罪者だったとはいえ、俺の発砲で命が奪われたという事実は背負っていく。
おそらくこれからもっと多く背負うのだろう。

午後11時を回った頃、SWATチームに市警本部から出動命令が出る。
状況はこうだ。
場所はアーリントンの29番通り487番地。
『Victory Imports Auto Center』。高級外車の輸入販売店だ。
拳銃と違法改造のミニマシンガンで武装した多数の街のチンピラが押し入って人質を取って篭城しているらしい。
大人数の所を見ると金庫の現金目当てではなく、駐車場の高級外車をそっくり全部頂こうって言う計画だったのだろう。

チンピラ達は予想していなかったが、彼らが押し入った日は棚卸の日で経営者のゲイリー・アルトマンと数名の従業員が深夜まで残業していた。
911への通報はアルトマンからで、強盗侵入の通報の途中で電話は切られてしまった。

直ちに5台の市警のパトロールカーが急行。販売店のビルを包囲して中の容疑者達の逃走を不可能にし、メガホンで投降を呼び掛けている。

お決まりの交渉チームとのやり取りで、チンピラ達は逃走用のヘリコプターや現金、ボディアーマーの提供、TV局の取材など好き勝手な要求を付き付けるだけで、人質の解放に応じる様子は無い。
最初に到着したパトロールカーの警官の話では、建物内で数回拳銃あるいはミニマシンガンの発砲音が聞こえたとの事で、経営者のアルトマンか従業員が負傷している可能性があると言う。

容疑者が統制が取れていないチンピラである分、これ以上の交渉は逆に人質の生命に危険があると判断した市警本部長は夜明けになって我々SWATチームに突入命令を出した。

建物の構造は
【地下1F】金属製の扉で仕切られた複数の整備ガレージと、それぞれ地上への出口を持つ2つ
 の駐車場。ガレージと駐車場は複数の扉で自由に行き来出来る構造になっている。
 1Fへの階段は2箇所。
【1F】事務室や接客室、従業員向けの食堂や娯楽室など。扉が少ないオフィスだが狭くて複
 雑に入り組んだ間取りになっている。B1Fへの階段は2つ。屋上への階段が1つ。
【屋上】発電設備と1Fへの階段
 
駐車場からの傾斜路も含めて出口は全て市警の警官隊に封鎖されている。

我々SWATチームが突入可能なルートは2つ。
建物に面する道路から地下の駐車場へ通じる傾斜路のシャッターからB1へ突入するか、ヘリボーンで屋上から1Fへ階段経由で突入するかだ。

通報時の状況から考えると、人質となっているアルトマンとその従業員は1Fの事務室周辺にいる可能性が高い。
屋上から1Fへの突入は階段で待ち伏せのリスクはあるが、短時間で一気に1Fを制圧するには効果的と判断する。

外部に面した大きな窓が無い為、スナイパーは今回は出番無しだ。

編成は5人。リーダーは俺、レイノルズが偵察員、ジェラルドとフィールズがアサルター、ジャクソンがリアガードだ。

今回の任務では各自M4A1ガバメントを標準装備とし、リアガードのジャクソンのみショットガンをメインアームとして装備する。
偵察員のレイノルズは通称マジックワンドと呼ばれるドアの隙間から室内を窺うファイバースコープのモニタ装置を携行。
俺は施錠されたドアの鍵を破壊する為にM4A1に加えてショットガンを携行する。
後は全員が例により催涙ガスとフラッシュグレネードを複数持つ。
負傷した人質がいる可能性が高いのでなるべく催涙ガスとフラッシュグレネードは使わずに済ませたい所だ。

現場から数ブロック離れたビルのヘリパッドで、我々5人は市警のUH-1ヒューイヘリコプターに降下装備を装着して搭乗する。
容疑者達にはTV局のヘリコプターが来ていると伝えてあるので接近しても不審に思われないはずだ。
数分で目標の建物上空に到着。ラペリングギアで屋上に降下する。
『グッドラック!』 ヘリコプターのパイロットが親指を立てて口だけ動かして告げると上昇して離脱する。

いよいよ突入だ。
『エレメント集合!行くぞ!』 無線でチームメンバーにそう告げると屋上から1Fに降りる階段に向かう。
『了解。後に続くぜ』 頼もしい相棒達の声。
案の定階段のドアはロックされている。ピッキングという手もあるが今回は派手にやらせて貰おう。

背中に担いだ通称マスターキーことショットガンを取り出し、ドアの鍵の部分に押し当ててトリガーを引く。
『バゴン!』 鍵がノブの周囲ごと吹っ飛んで階段のドアは内側に開いた。
M4A1に持ち替えるとタクティカルライトを点灯して1Fへ突入する。

『GO!GO!GO!』
5人が一列となって一気に階段を駆け下り、降り口の角から1F室内の様子をマジックワンドを使わずにあえて上半身を乗り出して伺う。今回の任務はスピードが鍵だ。

『畜生。何事だ!』 階段を下りた角、突き当たりの部屋で容疑者の一人が驚いて叫ぶ姿が目に入る。
『手を上げろ!武器を捨てて膝を付け!』 大声で威圧しながら一気に距離を詰める。

『撃たないでくれ。俺は車を盗もうとしただけだ』 容疑者はTシャツにデニムという格好でいかにもチンピラという風体だ。
奴は手に持った拳銃を捨て、両手を挙げて膝を付いて我々を恐怖の眼差しで見つめている。

部屋の前の廊下の右手に視線を移す。距離があるので容疑者か従業員か判らないが廊下の突き当たりの部屋にもう一人。容疑者という前提で『警察だ!膝を付け!』 と威嚇する。
『うわぁぁぁぁ』 奴は叫びながら素直に従って手を上げて膝を付く。当面は脅威ではない。

最初の部屋に向き直り突入。銃を捨てて逮捕を待つ容疑者の向こうにもう一人誰か...
資料にあったこの販売店の経営者、ゲイリー・アルトマンだ。
容疑者が捨てた拳銃を証拠として拾い、俺の後に続くレイノルズとジェラルドに容疑者とアルトマンの二人に手錠を掛けるように指示。
例え人質であっても安全確保の名目で一応は拘束するのが規則だ。

先程の廊下の右の奥の突き当たりの部屋に向かう。容疑者あるいは従業員の男は手を上げて膝を付いたままだ。
突き当たりの部屋の手前右に灯り取りの窓と張り出しのスペースが...誰かいる。

『警察だ!手を見える所に出して地面に伏せろ!』 デニムの作業着の男は従業員のようだ。
素直に従うが接近するとその後ろにもう一人...その男は拳銃を持って従業員に突きつけている!

『警察だ!銃を捨てて膝を付け!!』

『OK、OK、銃を捨てるから撃たないでくれ...』

容疑者は警告に従って銃を捨てて両手を挙げて膝を付いた。
『畜生。俺の弁護士はどこだ』 捨て台詞を吐きながらも容疑者は指示に従う。

『後ろを向いて両手を後ろに回せチンピラめ』 容疑者へ後ろ手に手錠を掛け銃を拾う。
人質だった従業員にも同様に手錠を掛ける。

『これはまるで悪夢だ...』 人質がつぶやく。

『エントリーチームより本部へ。容疑者1名を逮捕。従業員1名を確保した』 本部へ報告。
『了解。その調子で任務を続行しろ』 本部より簡潔な返答。

再び突き当たりの部屋の男に向かう..部屋の右手のカウンターの向こうの暗がりに拳銃を持った人影!
『警察だ!手を上げて銃を捨てろ!』 M4A1のタクティカルライトで照らして叫ぶ。
『畜生。もし撃ったら俺はお陀仏だな』 観念して容疑者は拳銃を捨てて手を上げて膝を付いた。

クソ。一体何人のチンピラが入り込んでいるんだ?分散しているからいいが、集団で来られたら5人のチームではちょいとキツイ。

突き当りの部屋の男は従業員のようだ。彼に手錠を掛けるようにフィールズに指示。俺自身はカウンターの向こうの容疑者を確保する為入組んだ廊下を抜ける。
娯楽室を右手に曲がり容疑者へ。後ろ手に手錠を掛ける。

『畜生め。お前らは動くものはみんな撃って殺しちまうんだろ』
容疑者が悪態を吐く。
まったく...
『エントリーチームより本部へ。容疑者1名を逮捕』 と不機嫌に報告する。
『了解。油断するなよ』本部より返答。

振り返り、娯楽室の奥を見ると膝を付いて手を上げた人影が...こちらは気付かなかったが別の容疑者への警告の声を聞いて自主的に投降したらしい。
銃は見当たらない。念には念を入れてM4A1の照準を合わせたまま接近。手錠を掛ける。

『俺は何があったのか全然しらないんだ』
そうかい。せいぜい取調室で頑張って主張してくれ。
『エントリーチームより本部へ。容疑者1名を確保』
『了解。続報を待つ』 本部より返答。

ここから先はB1Fに通じる階段がある部屋だ。単独では進めない。
クリアリングしたルートを一旦戻る。
フィールズに確保させた人質の件を報告。
『エントリーチームより本部へ。民間人1名を確保した』
『了解。トレーラーで待機する』

経営者のゲイリー・アルトマンと容疑者1名の所へ戻った。
『エントリーチームより本部へ。ゲイリーアルトマンと容疑者1名を確保した』
『了解。トレーラーで対応する。任務を続行せよ』

『俺がポイントマンをやる。全員集合しろ』
チーム全員を集合させてB1Fへの階段がある娯楽室の左にある部屋に向かう。
ドアの前で様子を伺い、そっと開く。
B1Fの整備場の一つが見渡せる窓と、階下への階段へのドアが見える。
む..柱の陰に誰かがいる。

『警察だ!膝を付け!』 返事の代わりに拳銃の発砲。弾が左をかすめる。
容疑者が柱の陰から拳銃を向ける死角になる柱の右側へ動いて容疑者を視認。もう一度警告する。
『警察だ!武器を捨てろ!』 返事は無く拳銃を俺に向ける容疑者。

『ダダダーン』
俺のM4A1の3点バーストが容疑者を撃ち倒した。証拠の拳銃を拾い本部へ報告する。
『エントリーチームより本部へ。容疑者1名を射殺した』...また謹慎だな。
『了解。油断するな』 本部より返答。

1Fは制圧した。さあいよいよB1Fへ突入だ。
窓にそろそろと接近。階下の整備場を見下ろす。いた。拳銃を持った容疑者が一名。
駐車場からの突入に備えているのだろう。こちらには背を向けている。

階段のドアをそっと開け、催涙ガスのグレネードを放り込む。
噴出す催涙ガスにたまらずよろめく容疑者を確認。階段を一気に駆け下りて容疑者に接近。

『警察だ!武器を捨てて膝を付け!』 容疑者が取り落とした拳銃を拾って手錠を掛ける。
『俺たちのような小物じゃなくてもっと大物を捕まえやがれ!』 悪態を付く容疑者。
本部へ報告する。
『エントリーチームより本部へ。容疑者1名を確保』
『了解。続報を待つ』 本部より返答。

階段の上から支援しているチームメンバーをB1Fへ招集。
『レイノルズ!ミラーでドアの下をチェックしろ!』
隣の整備場への金属製のドアの向こうをマジックワンドでチェック。

『誰も見えません』
よし。では行こう。ドアをそっと開けて隣の整備場へ入る。
この整備場には1Fへの別の階段へのドアと、もう一つの整備場へのドア、駐車場へのドアがある。
階段へのドアは閉まっているがもう一つの整備場と駐車場へのドアは開いた状態。

もう一つの整備場のドアの向こうを伺うと人影が2つ。『ポリ公だ!』 容疑者が叫ぶ。
『警察だ!武器を捨てて膝を付け!』 返事の替わりに手前の容疑者から拳銃が発射された。
俺の右肩に衝撃。すかさずM4A1の3点射で撃ち倒す。容疑者はゆっくりとよろめいて崩れ倒れる。

俺の右肩に喰い込んだ拳銃弾はボディアーマーが止めてくれた。
『警察だ!武器を捨てろ!』 もう一人の容疑者に投降を呼びかける。

『クソったれのポリ公が!』 悪態を付きながらもそろそろと拳銃を地面において両手を挙げて膝を付くつ容疑者。
『エントリーチームより本部へ。容疑者1名を射殺した』
『了解。油断するな』 本部より返答。

と、レイノルズが叫ぶ。『リーダー!もう一人容疑者がいます。逃げます!』
『レイノルズ!そこの奴を逮捕しろ!』 投降の意思を示した容疑者をレイノルズに任せ、隣の整備場へ逃げた容疑者を走って追う。
奴は整備場を走り抜け、1Fへの階段を駆け上がって行く。

後を追って走るが装備の重さと右肩の痛みで追いつけない。階段を上がり切った所で奴を見失う。
アルトマンと確保した容疑者がいる最初の部屋に入り見回すと廊下の突き当りを右に走り込む容疑者を発見。

追跡再開だ。娯楽室を左に曲がり、突き当りのB1Fへの階段のある部屋へ...おかしい。
階下にはジャクソンがいる。彼はB1Fで何事も無く周囲を警戒している。
どこかで奴を追い抜いたらしい。冷静に...冷静に...自分に言い聞かせ娯楽室へ戻る。

娯楽室に戻った。アップライト型のゲーム機の陰に何かが...奴だ!!
『手を挙げろ!!』 しかし奴は拳銃を向け発砲。同時に俺もM4A1のトリガーを引く。
3点射で崩れ折れる容疑者。足が痙攣している。

奴が撃った拳銃弾は俺の左肩に命中。ボディアーマーを貫通したらしい。激痛と生暖かい血の感触。
証拠の拳銃を拾い上げ本部へ報告。『エントリーチームより本部へ。容疑者1名を行動不能にした』
『あー。了解。任務を続行しろ』本部より返答。

B1Fから1Fへ容疑者を追って走り抜けたルートを戻って階段のあるB1Fの整備場へ。
チームと合流する前に物置のスペースをチェックする。OK。空だ。
この整備場には二つある駐車場の一つへのドアがある。本来ならチームと合流してからクリアリングするのが理想だが、それぞれ整備場で容疑者や人質をチェック中だ。

駐車場へのドアを開け、クリアリングを実施する。
盗難警報が鳴り響く高級車が薄暗い駐車場でヘッドライトとテールランプを点滅させている。
駐車場に入ると左手に人の気配。居た。拳銃を持った容疑者!
『警察だ!手を挙げろ!』 返事は拳銃の2連射。弾は外れて床で跳ねる。

左肩の痛みを堪えながらM4A1のトリガを引いて6発のFHJ弾を叩き込む。
昏倒する容疑者。接近して拳銃を拾い上げ本部へ報告。
『エントリーチームより本部へ。容疑者1名を行動不能にした』
『了解。油断するな』本部より返答。

駐車場を見回すと、一角にフェンスで囲まれた発電設備とタイヤの山があり、フェンスのドアが開いたままになっている。
そろそろと接近してドアをくぐって発電機の裏側に回り込む。
作業着の男がうずくまっている。従業員のようだ。

『警察だ!膝を付け』 後ろ手に手錠を掛ける。
『なんで私が犯罪者のように手錠を掛けられなければならないんですか?』 と不平を漏らすのを無視して本部へ報告。
『エントリーチームより本部へ。民間人1名を確保した』
『了解。トレーラーで待機する』

発電機の表側に戻りフェンスの出口に向かおうとすると、拳銃を向ける容疑者と向き合っている自分に気付いた。『銃を捨てろ!』 俺が叫ぶと同時に容疑者が発砲。ほぼ同時に俺もM4A1のトリガを引いた。
3点バーストの2連射で容疑者を撃ち倒した。まだ息がある。証拠の拳銃を拾い上げ本部に報告。

『エントリーチームより本部へ。容疑者1名を行動不能にした』

『了解。オールクリアを待つ』 と本部。簡単に言ってくれるな...

こちら側の駐車場は完全にクリア出来たようだ。整備場に戻りレイノルズと合流する。
レイノルズに逮捕を命じた容疑者は土壇場で反撃しようとしたらしい。レイノルズに撃たれて気絶している。
『エントリーチームより本部へ。容疑者1名を行動不能にした』
『了解。油断するな』 と本部。

『よし。チーム各員合流せよ』
『了解。リーダーに合流する』 各員から応答。

合流を待ってもう一つの駐車場に続く整備場へ向かう。この駐車場でオールクリアのはずだ。
整備場から駐車場へ続くドアは2つ。両方とも開いている。
レイノルズが左側のドアの向こうに容疑者を発見した。

『容疑者発見!手を挙げて膝を付け!』
『警察だ!銃を捨てろ!』 チーム各員が投降を呼び掛けるが反応は反抗的だ。
駐車場へ突入。赤いバンの陰に2名の容疑者を視認。

『クソったれのポリ公め!』 手前の容疑者が拳銃を発砲。弾道は大きく左上に流れる。

すかさずM4A1の掃射で容疑者を撃ち倒す。
もう一人の容疑者は投降の意志を見せる。『レイノルズ。奴を逮捕しろ』 容疑者の確保を指示して自分は倒れた容疑者の死亡を確認する。

『エントリーチームより本部へ。容疑者1名を射殺した』
『了解。任務を続行しろ』 本部より返答。

『ウジ虫野郎。おとなしくしな。』レイノルズが容疑者に手錠を掛ける。本部へ報告。
『エントリーチームより本部へ。容疑者1名を確保』
『了解。そいつで最後らしい。良くやった』 本部より返答。

ふと容疑者が隠れていた赤いバンに目をやると、傍らに従業員が倒れている。どうやら最初の警官が耳にした発砲音の犠牲者のようだ。
『エントリーチームより本部へ。負傷した従業員を発見。出血している』
『了解。EMTチームに待機させる』 本部より返答。

負傷した左肩がズキズキ痛む。どうやら俺もEMTチームのやっかいになりそうだ。
B1Fの駐車場から傾斜路を登って地上の封鎖したシャッターへ向かう。

任務完了。作戦時間は約10分だった。チームの被害と人質の犠牲が最小にとどまったのは歓迎すべき事だがこの後の治療や内務監査の事を考えると少々憂鬱だ。

EMTチームの可愛い看護婦が治療を施してくれるので少し気分が晴れる。

『あれ?救急車に見慣れない治療設備があるわ。』...ん?それって...もしかして...

それは治療設備に巧妙に偽装された超小型の核爆弾だった。

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 Movie   Victory Imports Auto Center人質篭城事件

 Photo   SWAT仕様 Kimber製 TLEII 

 Photo   SWAT仕様 Kimber製 TLEII その2

 Photo   Kimber製 TLEIIとPoliceBadge

 Photo   SWAT仕様M4A1

 Photo   SWAT仕様M4A1 2

 Photo   SWAT仕様M4A1 3

 Photo   SWAT仕様M4A1 4

 Photo   SWAT仕様M4A1 5

 Photo   SWAT仕様 M3Super90ショットガン

 Photo   SWAT仕様 M3Super90ショットガン その2

 Photo   Shootingに使用した容疑者のTarget