Garcia's story 08 "Holiday in Hawaii"

【あらすじ】
イーグルワンを始めとした警察の襲撃により自らのファミリーの拠点を失ったガルシアは部下共々ミルズファミリーの傘下に下る。ミルズから与えられた最初の仕事は裏切り者のアサシンをハワイで見つけ出す事だった。首尾良くターゲットを見つけたガルシアだったが、ターゲットを匿う組織、テルへの襲撃には何故かポーンから参加を渋られる。




ハワイについてから二日目
困難かと思われたワタギ捜索は呆気なく完了した
呑気に畑仕事していやがる
街にもよく顔を出しているようで
現地の情報屋に札束か鉛弾か選ばせたら、すぐにわかった。
じっと身を潜めているのかと予想していたが、まあ手間が省けた。

だが困った事に、バンドウ率いるファミリーに在籍しているらしい
バンドウはミルズの傘下の筈だから、てっきり嘘っぱちかと思っていたが ワタギの傍にバンドウファミリーがいる ジョゼ・・・・だったかな?
一人だが、この情報を確信するには充分。裏もとれたな。

さてワタギは100m程先にいる訳だが
残念ながら護身用のグロックしか持って来てない
それに木の影で休んでる お嬢ちゃんが、こっちを睨みつけてやがる

「あの少女がミルズ最強のアサシン??」
双眼鏡を覗き込みながらロイドは肩を竦める
『そうらしいな、こっちは林に隠れているってのに。よく見つけられるもんだ』
民間の服装をしていてよかった
もしスーツで来ていたら、目も当てられない事態に陥っていただろう。
「叫ばれるまえに帰りましょう」
いつになく弱気なロイド
まあ一週間後に応援が来るし、今がっついても痛い思いをするだけだな
充分な収穫も得たし引き上げることにしよう
それまで楽園を満喫して置けよワタギ

一週間後

ついに襲撃の日を迎えた
楽園での日々に別れを告げ、ミルズ一行を乗せたジェット機を迎える
時は深夜。空港周りを監視している仲間からは「異常無し」の連絡
テル一家には気づかれないな
ジェット機からミルズ一行が降りてくる
連中に軽く手を振るが無視。気にいらねぇ奴等だ

さっさと荷物を車に乗せるミルズ達
俺はと言えば仲間と連絡を取り合い警備を続ける
そんな中、ポーンが話かけてきた
「ご苦労でしたMr.ガルシア」
『ふん、随分大掛かりだな?シンジゲートごと潰す気か?』
「ええ、ワタギを匿っているのは我がミルズに対する裏切り
 いえ挑発と言ってもいいでしょう。潰して当然です」

徹底的にやるつもりか。
どれ、ここで俺の株を上げない手はないな
『なんだったら俺が先陣を切ろうか?』
快い申し出に快い返事・・・・・・を期待したが
ポーンはうつむき
何やらボソッと一言・・・・
・・・・・・は?雑魚が・・・・?

 何 だ っ て ?
危うく掴みかかりそうになった
ポーンは顔を上げ話を続けた
「ああ・・・・貴方は本国に帰る事になったんですよ
 それに、この件は私達で十分。多すぎるぐらいなんで貴方の手はいりません」

戦力外通告ってやつか?ナメられてるな
『分かった、すぐに帰るとするわ』
ポーンは鼻で軽く笑い、車に乗り込んだ
次々とミルズ達を乗せた車が空港を出て行く
「帰・・・るんですか?」
近くで話を聞いていたロイドが駆け寄る
「せっかく手柄を上げるチャンスだったのに・・・・」
口惜しそうに車を見送るロイド
「どうしましょう?」
『帰れといわれたから帰るさ。でも忘れ物をしたのを思い出したわ』
「お!それは取りに戻らないとマズイですよね!」

待ってましたかのように、ロイドがすぐにタクシーを呼ぶ
意思疎通が出来てるってのはいい
すぐにタクシーに乗り込み武器を用意してある場所に急いだ

街を離れ、海岸沿いを移動する
闇の飲まれた海を見ながら、ふと気になる事が頭に浮かんだ
(簡単すぎるな・・・・)
ミルズは俺達を取り込むのに
結構な代償を払っただろう、しかし荒い仕事をさせるかと思えば「戻ってこい」だ
ただの勘違いだったのだろうか?いや――――
『ロイド。本国に戻ってた時にだが、もしもの時のために合言葉を決めておこう』
「へ?どんな?」
『不自然じゃない言葉がいいな「カルアミルクが飲みたいな」だ』
「ちょっと分かりにくいですね。じゃあその後に「甘めがいいですか?」と返しましょう」
『悪くないな、で俺が「大甘」でいこう』
「それで行きましょう。で、この後何を?」
『スミスは俺に取引等の仕事をさせる筈だ。で、俺の机の上にパソコンか電話かが用意されてると考えてだ
 その下に指示を書いたメモを入れておく、それを読め』
「分かりやした」

ロイドはそっとライターを差し出し、俺がくわえている煙草に火を灯した。

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襲撃当日

参加するにあたって、ポーンには相当煙たがられたが
「支援のみ」という約束で話がついた
勿論それだけで終わる気は当然ない。

アサシン共は黙々と準備を始める
さて、俺も準備に取り掛かろう
仲間達の武器は密輸の都合上ハンドガンのみだが
俺の得物は特別に注文をしておいたコレ

AK-74Mにグレネード
(AKの樹脂タイプはマガジンを変えるだけで別機種になるのだ!W)

俺の武器調達で世話になっていたロシアの武器商人から取り寄せた(ヤフオクW)
状態は良好。むしろ新品同様
流石だ。いつもいい仕事をしやがる
それと、グレネード弾が二つにそして催涙特殊弾が一つ
こいつはサービスで付けてくれた。いつも済まんね。

「全員準備は出来たか?」
ポーンはゆっくり周囲を見廻す
「出来たようだな。では行こうか。ホフマン頼んだぞ」
ホフマンと呼ばれた男は軽く頷き車に乗り込んだ
ポーンを含め俺達は別のルートから進行する

テルのアジト近くに到着
ホフマンの合図を待つ
挨拶をしてくるらしい(ワタギ編10話参照
腕時計は17:00を刻んでいた

パァン!
銃声が響き渡った
なんともダイレクトで堂々とした挨拶の仕方だ。恐れいる
それを合図に各自展開していく
「兄貴、始めましょう」
『よぉし、テメエら手筈通りにやれよ』

一応俺達は外に出てきた敵を排除する役目
アジトを迂回し、敵の逃走ルートと思われる
裏口の一つに距離を離して張りつき獲物を待った

アジトの中で派手なドンパチが始まる

裏口から敵は出てこない。そろそろいいだろう。
『お前達はここで待っていろ』
裏口ルートの守備を仲間に託し。裏口まで走る(扉まで走るけど二三歩W
扉近くに張りつく。と、ロイドも一緒に張りついてきた
『お前。危ないから待ってろ』
「兄貴だけ危ない目に合わせられるもんですか。
 それに俺は誰に似たのか言う事聞けないんですよねー」

とぼけるロイド。だが心強いぜ
『分かった。ついて来い。だが死ぬんじゃないぞ』
「兄貴もね」
『おう。行くぞ!』

裏口の扉を勢いよく開ける。

最初の部屋に敵はいないかった
安心しかけた時、向こう部屋に敵を見つけた!
だがすぐに身を隠されてしまった
早速こいつの出番だな

バコッ!
グレネードを放った。部屋ごと消毒してやるぜ
爆発後、部屋に飛び込み奥に入る
すると爆発音を聞き付けて敵が二、三人駆けつけきた
「このやろ・・・・!」
ドガガガガガガガガ!!!

ドアを開ける瞬間に
マガジン一本分撃ちまくる(ドア近くの空き缶を多数粉砕!W
喋る暇なんて与えないぜ。
大人しく消毒されな!

他に駆けつける足音は聞こえない。(雑魚キャラとの妄想は中略します
慎重に次の部屋に入る
が。入った瞬間、空気が張り詰めるのを感じた。
殺気だ。殺気が空間に充満している。
近い。恐らく次の部屋辺りに居るのだろう
下手に扉に近いたら死ぬ

ロイドには「来るな。アレで行く」と手で合図
グレネードを催涙特殊弾と交換する
ゆっくり静かに扉に近く
本命だろうか?アメルダは連れて帰らなくてはならない
殺してはダメだ。
確認したい。だが向こうは覗けない
ならば・・・・

『Msアメルダ。殺すつもりはない、無駄に抵抗・・・・』次の部屋にいるアメルダと思われる者に話しかけようとした
その時。壁の向こうから銃の火薬が炸裂!
『むぐぅ!』
壁を貫通して俺の胸部に命中
もんどりうって倒れる俺

扉が開く。足音はしなかった
「一人か」
女が部屋に入ってくる。奴がアメルダ・・・・・・

俺が死んだか確認しようとするが
「いや、もう一人いる」
ボソっと喋りロイドの方向を向いた

よく分かるな・・・・流石ミルズお墨付き・・・・

だが!!
これは罠なんだよ!勝った!
催涙弾を発射!
「・・・・・・!!」
生きていると知るやアメルダは俺の頭を撃つ
咄嗟に腕で頭を庇う。弾は腕にめり込んだ

しかし貫通はしない

俺のコートもミルズ特製防弾コートだからだ(ワタギ編10話ry
痛いが死ぬ程ではない
ちょうど心臓の位置に当たった部分も打撲程度で済んでいる
部屋の中は催涙ガスで充満していく

逃げようとするアメルダ
ガスマスクを被り立ち上がる俺
AKを足に投げつける(投げた場所には何故か布団のクッションがW

『逃がさんよ』

転倒したアメルダを捕まえ拘束具で縛る
アサシンとはいえ麻痺した相手を捕まえるのは簡単だ
拘束した後、大量にガスを吸い込まないようガスマスクを被せた
「上手くいきました?」
ガスマスク姿のロイドが顔を見せる
『ああ。本当は被弾せずに死んだ振りしたかったがな。う・・・・』
被弾した腕と胸に激痛が走る
貫通はしなかったが、余り頼るものではないな
このまま続けて戦う事は出来ない
新手が来る前にさっさと引き揚げさせてもらおう
簡単に行くとは思えないが

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ロイドにアメルダを担がせ裏口へ急ぐ
ドンパチは聞こえなくなり、その静けさには不気味な感じを受けた。
どちらかが勝利したのだろう
味方ならいいが、違うのなら・・・・

外に出るや仲間と共にトラックに急ぐ
追っ手は来ない。
しかし嫌な予感が大きくなっていく
まるで一刻の猶予も無いような

全員がトラックに乗り込んでいく
エンジンを点火
他の奴らは?
無線を取り呼び掛ける。
『こちらガルシア。積み荷は確保した。生きている奴は応答しろ!』
・・・・・・返事は無かった

 こ れ は マ ズ イ な

『出発しろ!』
危険を感じた俺は味方を待たずに脱出する
「兄貴!一人追っ手が来ました!」
仲間が叫ぶ

ワタギだ。生きてやがった
だが、そんなもんに構っている暇はねぇ
『ぶっちぎれ!』
テルアジトを出て脱出の為、船が用意してある港に全速力で走らせる

海沿いの道を走り抜ける
時は19:00。太陽が海に沈みかけ紅く地平線を染め上げていた
ガガッ
無線機が反応した。誰か生きていたのか
≪聞こえるかガルシア!返事しろ!≫
無線機が怒号をあげる。生存者が居た
『誰だ?』

≪ガブリエルだ!襲撃は失敗した!俺達も脱出する!港で待っててくれ≫
襲撃失敗。予感は的中。嫌な事だけ的中する。困ったもんだ
『急げよ?で、ポーンは居るか?』
≪ポーンは死んだ!≫

・・・・ふん。死に腐ったか

思わずニヤリとした
さてと、港に到着するまで時間がある。荷台に積んだ嬢ちゃんも起きたようだ
少し質問したい事もある
『よく眠れたかい?』
「・・・・・・・・」

アメルダは黙って睨みつけるだけだが。構わず続けた
『おじさんの疑問に答えて貰えるかな?もし答えてくれるなら、手荒な真似はしないと約束しよう』
「・・・・・・・・」


喋ろうとしない
『駄目か?じゃあワタギなんてどうだ?生きてるかな?もしかして死んだかも?』
ピクッ!
反応した。ここか
『何も嬢ちゃんが嫌な事を聞くわけじゃない。ミルズの親玉。スミスについてだ』
「・・・・ワタギは無事?」
『おっと質問は俺からだ。いいな?・・・・俺達はスミスからお前さんだけを連れて来るよう命令したんだが、何故だか心当たりはあるか?』
「スミス・・・それは私が実験体だったから・・・」


ほぉ?実験体?これは面白そうな話だ。詳しく聞こう
『何の実験のだ?』
「Bananafish・・・・」

と語り出した時

「兄貴!車が追ってきやした!ワタギの野郎だ!」
仲間が大声で言ってしまった。ワタギが生きてる、と。この馬鹿たれ・・・・

悔いても仕方がない。外を見ると
厄介な赤と青の回転灯!ポリを引き連れてやがる!
『急げ!引き離すんだ!』
「分かってます!」

ロイドはアクセルを全開。車と車の間を縫うように走る

しかし相手は優れた日本車4WD。次第に距離を詰めてくる
「死にやがれ!」
焦る部下達が一斉に発砲
だが、カーのガラスに蜘蛛の巣状のヒビが入るだけ。防弾か!
「畜生!」

部下達は空になった弾倉を捨て、次の弾倉を捩りこむ
しかしワタギは、ほんの小さな隙を見逃さない
車のドアを開け放ち発砲
「ぐわっ」
荷台にいる仲間に被弾。続けて
バスン!
タイヤに命中した。
時速100qで走っていたトラックはバランスを崩し、横腹をガードレールに擦りつける
速度が落ちていき停止してしまった
このまま走行は不可能
そう判断した俺は仲間と共に下車する事に

車を降りれば。ポリ公共とワタギが待ち構えている
最悪だ。逃げ切れるだろうか?

「動くな!全員手を上げろ!」
僅かな沈黙を破る第一声を挙げたのは警察だった
『面倒になる前に始末しろ』
ドゴッ
仲間がAKを構えグレネードの引き金を引く。途端に炎上するパトカー
次にワタギ。
あいつにはアメルダを使う、こいつを盾にして銃を頭に突き付ける
『下手な真似はするな、分かるよな?』
ワタギは車の影から出てこれない
これなら、しばらく時間稼ぎができる筈、もう少し待てばガブリエル達がくる。それまでの辛抱だ
一瞬束髪の状態が続く。
腕が痛ぇ。痛み止めが切れやがった

辺りからパトカーのサイレンが近付いてくる。時間が無い。まだか
まさか見捨て・・・・

「あらら、派手にやってくれちゃって」
後ろから声がした。聞き覚えのある声
そいつの裏切りによってイーグルワン抹殺が失敗しボスが逮捕された・・・あの!
後ろを振り返ると
ジョージ。いや警察での呼び名は【ハンクス】

何故、奴が此処に・・・・
『そいつを早く殺せ!』
何よりも最優先で対処しなければならない。そう直感した
だが時既に遅し
奴に立ち向かう者統べて例外なく地面に伏していく

「ガルシア。逮捕する。大人しく従え」

黒光りするM92Fをちらつかせながら余裕の顔を見せるハンクス。
『クソッタレがあ!』
悲鳴を上げる腕を気力で持ち上げ引き金を

バンッ!

奴に例外はない。俺も地に伏せる事にした
意識が遠のいて行く。ここまでか・・・・・

 Photo   Garcia and Roid

 Photo   AK103 Full-metal ver

 Photo   AK103 Full-metal verその2

 Photo   AK103 Full-metal verその3

 Photo   AK103 Full-metal verその4

 Photo   グレネードランチャー装備のAK-74M

 Photo   リベロのGlock17

 Photo   リベロのGlock17その2

 Photo   レッドホーク

 Photo   レッドホークその2

 Photo   Garciaのハンドガンプロップ

 Photo   謎のMr.Whiteとレッドホーク

 Photo   商売仇を屠るSP RifleAPS-2

 Photo   商売仇を屠るAPS-2その2

 Photo   Sniper Rifle APS-2のスコープ

 Photo   U.S. M79 Grenade Launcher

 Photo   ワイズマンのイングラム