Garcia's story 07 "End of Garcia family"

【あらすじ】
ガルシアファミリーの拠点はイーグルワンをリーダーとした市警特捜部とSWAT隊の急襲を受ける。絶体絶命の危機を迎えたガルシアと手下達に、暗黒街だけでなく表の街を牛耳る組織から救いの手が差し伸べられるのだが...




今年は厄年だろう
実際は厄年じゃないかもしれないが
この不運さは絶対厄年だ。俺がそう決めた。

ボスが捕まり、弟分には裏切られ、襲撃事件にも巻き込まれた
おまけに核爆発かのような妄想を繰り出す症状が稀にだが再発する。
この前は巨大なロボに蜂の巣にされる妄想を見た

そして
俺の事務所の前に多数のパトカーが。
例の『警備会社』に武器を売ったのが仇になった
いや、これも厄年だからか?

後にいるロイドは
(もうこれは駄目かもしらんね・・・・)と言う顔をしている
何故か気持ちがダイレクトに伝わる程、表情筋を力いっぱい使った素敵な顔
口から首にかけて引き攣っているのが印象的。
すまんなぁ俺が厄年なばっかりに・・・・


「兄貴!ポリですよ!早く逃げて!」

部屋に俺の部下が数名飛び込んできた
皆それぞれ武器を持っている
それも全員ヒットラーの電動ノコギリこと【M42】だ
黒光りするボディに凶悪なオーラを放つ銃口。

「俺達が食い止めます。早く地下下水道への抜け道へ!」

「大丈夫です、考えはありやすから。(本当はない)
生きて帰ってきますよ。兄貴は先に行ってて下さい」
『そうか・・・頼んだぞ』

心配だが、グズグズしている理由にはいかない。
すぐさま抜け道へ走った。


『なあ、どこまで行くつもりなんだ?』

長らく沈黙が続いてた車の中で
俺は溜まらず口を開いた

「もうすぐですよ」
隣に座っている男―――
ポーンと名乗る男の静かな返答。

この男・・・・ミルズの者だと言っていたが・・・・
成程。
一見紳士なのだがオーラとでも言おうか
凄まじく危険な香りがする。
こんな奴が他にもミルズの構成員としているなら
ミルズが巨大な組織として存在するのも頷けるというものだ。

この車には、俺、ロイド、ポーンが乗っている。
あとミルズの運転手。
俺の仲間は後続の車に。
クィーンという女は同行していない。
何故かは知らない。どうでもいいが
脱出時、クィーンが俺の顔を見たときの表情が少し気になった

「・・・・追跡されてはないようですね、もう安心ですよ」
ポーンは余裕の笑みを浮かべていた
『一ついいか?』
「どうぞ?」
『何でミルズが危険を侵してまで俺達を助けたんだ?』
「警備会社からの依頼でもありますが、ボスの意向もありましてね。詳しくは後ほど」
『・・・・そうか』

『・・・・そうか警備会社か、お宅のボスにもえらい借りが出来てしまったな』
やれやれ
これは、とんでもなくデカイ借りだ

俺達の救出に使われた脱出路は、
使われなくなった地下鉄道だった。
この街には致る所に廃棄された地下鉄道がある
これのお陰で俺達マフィアの犯罪ルートが出来ていたのだ
警察署にショットガンダンディが現れるまで

奴によって地下鉄道は埋められ、逃走ルートを制限。
犯罪は次々と淘汰された。
しかしミルズは極秘に地下鉄道を掘り返したのだ
その一部を救出に使ったという事は、警察に発見された事を意味する。

そこまでして俺達を救う価値とは―――
「つきましたよ」
車は、とあるビルの地下駐車場についていた
ここは知っている。
ミルズ所有のビル「ダイヤモンドビル」だ
取引の際、何度か立ち寄ったのを覚えている

「こちらへ」
俺達は案内されるがままエレベーターに乗った。


『ロイドよく食うなぁ?』
さっきからロイドは机の上に用意された菓子(チョコレート)を片っ端から食べていた
「あっ、兄貴も食べます?」
チョコを頬張りながら、俺を見るロイド。チョコを食べると落ち着くらしい
『いや・・いい』
手で横に振り、椅子に深々と腰を沈めた

ダイヤモンドビルに招かれて、待合室で待つこと一時間
ロイドは緊張に耐えられずチョコをひたすら食べている。
俺はというと、煙草なのだが既に切らしてしまった
他の仲間も急な展開に落ち着かない様子だ
ミルズの親玉と会う事になっているらしいが、まだここに来てないらしい
ロイドの食いっぷりに気分が悪くなってきた頃合
そろそろ到着する筈なのだが?
と思ったら、待合室の扉が開き従業員が入ってきた

「ガルシア様、お待たせしました」
やっとお迎えがきた
『ほれ、口を拭いとけよ』
ロイドにハンカチを渡し俺だけ部屋をでる。

従業員に案内されるがまま、社長室に辿り付く
コンコン
「どうぞ」
社長室から50代くらいの男の声
『失礼します』
部屋に入るとポーンと先ほどの声の主が待っていた。
「ようこそミルズへ、待たせてすまない。ここのところ忙しくてね」
彼がミルズの親玉・・・Mrスミスか
『いえ、この度は助けて頂いた事誠に感謝いたしております』
深々と一礼
「まあ、かけたまえ」
進められるがまま椅子にすわった
「あー今回の事はマンシュタインからの依頼でね君を助けたんだが・・・・」
スミスは少し怪訝な顔をしながら話始めた
「実は、警察に捕まる前に君達を抹殺してくれと頼まれたのだよ。口封じの為にね」
なっ!信じられない事だった。
いや、あのイカレ野郎ならやりかねない。不安材料は早々に消し去るつもりだったのか
俺は怒りに打ち震えた。スミスが続ける
「だが、安心したまえ。私は君達を殺したりしない
 私は奴とは違ってね君の商人としての能力を高く評価しているのだよ。」

そういう事か、成る程。少し安心した。

「短刀直入に言おう、ミルズファミリーに入りたまえ」
断る理由は無い。返事は勿論YESだ
『願ってもいない事です、何でも致しましょう』
スミスは満足げな顔をし
「んーよかった。いい返事が聞けて。では早速ハワイに行ってもらおう
 これは近々ハワイで大仕事があるのと、しばらく身を潜めてもらうためだ。
 マンシュタインからは君を殺せと依頼されてるからね。」

『成る程・・・・でハワイの大仕事とは?』
「うむ、この二人なんだがね」

スミスは二枚の写真を差し出した
前に見た事がある。賞金が掛けられていた日本人・・・・それと少女だった
『こいつらを殺せばいいんですか?』
「いや、男の方は殺すが。女の方は連れ戻す 君にはまず居場所を探してきてほしい。
 一週間後には組織から大量のアサシンを送りこむつもりだ、
 それまでに目星はつけといてくれ」

ほう。訳有りのようだが、深く触れるのはやめておこう。
「もう移動の用意は済ませてある。頼んだよ」
『わかりました、私には簡単な仕事ですね。任せといてください』

そういって俺は部屋を後にした
何も知らずに・・・・・

_____________ガルシア退室後______________

「社長の見事な嘘には適いませんねぇ。マンシュタインを悪役にするなんて」
横で聞いていたポーンは苦笑しながら言う
スミスはにんまりしながら、こう答えた
「いやいや昔から言うじゃないか、人間を奴隷にするには
 命の恩人になるのが一番だと」


 



 Photo   Garcia and Roid

 Photo   AK103 Full-metal ver

 Photo   AK103 Full-metal verその2

 Photo   AK103 Full-metal verその3

 Photo   AK103 Full-metal verその4

 Photo   グレネードランチャー装備のAK-74M

 Photo   リベロのGlock17

 Photo   リベロのGlock17その2

 Photo   レッドホーク

 Photo   レッドホークその2

 Photo   Garciaのハンドガンプロップ

 Photo   謎のMr.Whiteとレッドホーク

 Photo   商売仇を屠るSP RifleAPS-2

 Photo   商売仇を屠るAPS-2その2

 Photo   Sniper Rifle APS-2のスコープ

 Photo   U.S. M79 Grenade Launcher


 Photo   ワイズマンのイングラム