Eagle-One's story 14 "Boy and Eagle-One"

【あらすじ】
街の銀行にたまたま居合わせた少年は銀行強盗に人質とされてしまう。同じく人質となった街に流れ着いたばかりの男と少年の間にはささやかな信頼が生まれつつあった。




窓の外、広いフロアの外からのんびりとしたネゴの声が
聞こえてくる。それをかき消さんとするかのようなサイレンの音。
続々とここに集まってきている。

銀行が襲われ、手際の悪い犯人が囲い込まれてからもう1時間。
足の震えも収まった。ママンは外で僕を心配しているんだろうか?
とんでもない事に巻き込まれてしまったけど、僕は無事だよ。

『怖いか?坊主』
「全然っこの街には警部がいるものっ」

人質としてフロアの一角に押し込められている中、隣りの人が
話しかけてきた。怯えている銀行の人と、たまたま居合わせたお客。
僕と同じ居合わせたお客の一人だろう。
ただ、怯えているようには見えなかったけど。

『警部?知ってるのか』
「勿論っ!この街じゃみんな知ってるよっおじさんは知らないの?」
『ああ。今日赴任したばかりでね』
「ださいぜっ!警部がもうすぐ助けてくれるよ。我慢しててね」
『そりゃあ楽しみだ』

外の喧騒に混じるネゴの声。犯人は何か喚いていた。
でも大丈夫。もうすぐ警部が来てくれる。こいつらみんなやっつけてくれる。

『坊主。煙草持ってないか?』
「持ってないよ。飴玉ならあるけどね。でもあげないよ?警部にあげるから」
『つれないな。・・・じゃ、俺が助けたらどうする?』


へんなお兄さん。僕が怖がってると思ってジョークを言ってるの?
でも頬を刻む笑みは本気みたい。

「そうだな・・・2つあげるよ」
『そんなにかい?じゃ頑張るかな』

周りの人たちも僕たちのやり取りでだいぶん和んできたみたい。
ネゴと犯人が何事か交わしていたけど、犯人の一人がこちらに来た。
人質として集められている僕たちを見回す。
あ・・・目が合った。

「あぅっっ」
「来いっ坊主っ」

首を抱えられ窓際に連れて行かれる。悲鳴が上がってる。
僕が選ばれたのは・・・何?

「てめぇじゃ埒があかねぇっ!人質をまず一人殺すっいいかっ」
窓の外にはいっぱいのパトカー。たくさんの警官が僕を見てる。
ママンもいるのかな?たくさんの人が見てる。

「待ちなさいっ今要求してる車は用意しているーっ」
「うるせぇっ!」

バババンッ

キャー!!「お前ら今なら誰も死なずにすむ!!遅くない投降しろ」
警察の人が僕を助けようとしてる
鳴り響く銃声。よろけた男に抱きかかえられたまま僕は倒れた。
周りにいた犯人たちもみんな倒れている。
騒がしい。けど静かになってる。

目を開けると、犯人たちはみな倒れていた。

『よく頑張ったな坊主。もう大丈夫だ』
「おじさん」
『お兄さんだ』

おじさんは両手を持っていた。

『ところで坊主。飴玉二つ。忘れてないだろうな?』
「仕方ないなぁ」

笑いあう二人をよそに、周りは喧騒が包んでいた。


「どうしたバーンズ?まだおねんねには早いぞ」
『もう一度頭から通そう。この程度のエントリーについてこれないんじゃダメだ』
「・・・了解」

あの日。俺はコップになろうと決めた。いつか必ず俺を認めさせるぜ?
あんたの背中を俺は追いかけ続けたんだ。
バーンズは立ち上がると、G36Cを構えバックアップの準備に入った。

 

 Photo   Eagle-OneのP99

 Photo   Eagle-OneのUSPC

 Photo  バーンズのG36C

 Photo   バーンズのG36C その2

 Photo   バーンズのG36C その3

 Photo   バーンズのG36C その4

 Photo   バーンズのG36C その5