Eagle-One's story 05 "Warmongers"

【あらすじ】
チャイナタウンで自身を付け狙う襲撃者の正体を探るイーグルワン。手掛かりを掴み戻ろうとするイーグルワンを再び刺客が襲撃する。危機に陥るイーグルワンを新たな相棒、パッチョが救う。




昼過ぎ。事務を終わらせた俺は署を出た。
名目はパトロール。
今は事件も抱えていないし、潜入工作からははずされている。

シェビーに乗り込み、街に出た。何台か、路肩に止まっていたセダンも
動き出したが、気にしても始まらない。

俺は7番街にルートを定めた。チャイナタウンだ。

独特の雰囲気の中、俺は一つのレストラン・・・えーっと『飯店』に
車を止めた。治安はさほど、悪くはない。今までは

中に入り、ボーイに目配せすると奥に案内された。
「イーグルワン。いらっしゃい。そろそろ来ると思ったよ」
『大人。もう知ってたかい?』

張大人。チャイナタウンを仕切る華僑のトップ。
以前チャイナマフィアの潜入捜査でもめた事があったが、それが縁で
不思議な付き合いが続いていた。

「ワイズマンではないが、ここにはいろいろな話が流れてくるよ」
大人はその褐色の瞳に東洋人特有の不思議な輝きを蓄え、俺を見る。

「今先鋒はグンニムと、ロバートの二つね」

『・・・・』
グンニム。ベトナム移民の夜盗に近いゴロツキ。
ロバートは南米の麻薬王。次峰以下は、まぁ次の機会だ。

「グンニムは私に任せなさい」
張大人は、裏の顔がある。チャイナタウンは決して表に出ない一面がある。
うちの署でも追っているが、チャイナ組織に潜入捜査は不可能だった。

『助かるよ大人。ツケといてくれ』
「借りを返すだけ。これでチャラよ。私義理堅い」

ふと、頭をよぎった疑問。

『大人。最近何か新興の組織とか知らないか?』
「一杯ある。イーグルワンが潰す。まとまり無くして分裂する」

大人は意地悪く笑った。やれやれ
「ほとんどは潰れるね。シマはもう一杯。ただ・・ひとつだけしぶといのある」
『・・・ほう』

俺は「飯店」を後にした。ロックフェラーが・・・なるほど。恐れ入る。
シェビーに細工は一切なかった。「飯店」の前で、何か出来るやつはいない。
肩から吊っている奴は、ここから100m以内にも入れないだろう。
俺はパスポートを持っているんだ。顔パスだが

問題はロバートだ。奴は「警備会社」に外注したらしい。
警備会社といっても、実態は傭兵派遣会社だ。
戦争の代行から、ポリスを始末する汚れ仕事まで。
この前の取引を邪魔されたのがよほど、癪にさわったらしい。

この前の手合だろう。街中でRPG。ここはバグダッドでも、サラエボでも
ないんだが。その区別もつかないらしい。

5番街に差ししかかった辺りで、俺はハンドルを切った。
路地からサブマシンガンが火を吹き、シェビーのドアをノックする。
勘に従う事に躊躇はしない。それが俺のやり方だった。

オフィス街は混乱に陥った。左右の路地から数人が現れた。
みな銃を持っている。10人。サブマシンガンは一人。あとはハンドガンだ。

問題は、ここがオフィス街で無暗に発砲できないという事だった。
厭らしいやり方だ。服装はばらばら。銃もばらばら。
だが、足取りに銃の持ち方がチンピラではない。

「警備会社」。偽造パスポートで明日にはカリブ海でバカンスの予定だろう。
シェビーを降り、人気のない路地、ビルの裏に走る。

狭い路地なら、奴らの数は問題にはならない。
道を行き交うワーカボリックに流れ弾を振舞うこともない。

ゴミが蓄積された狭い路地。両手にUSPCP99を持ち、
進んでいく。

バンバンッ!壁に跳弾が飛ぶ(ザコ用M92を撃つ。自分でザコも演じるw)
キツネ追いか。俺を追い込みたいらしい。

『ふっ』
咄嗟に脇のゴミの山に銃を向ける。迂闊だったっ隠れていたのか?
「YOYO!撃たないでっこっちだよ旦那。そっちはだめだよ」
メキシカン?の子供だった。俺を待っていたらしい。
『どこからの紹介?』
「ショットガンダディ。僕が守ってやるよ旦那」

見たところ十代前半。ストリートキッズのようなナリだが、上等な生地だ。
「早く旦那。もう囲い込みは始まってるんだ」
足音はないが、気配は路地の四方から迫っていた。
『名前は?』
「パッチョ。不法入国かどうかとか野暮はいいっこなし。早くっ」

パッチョの後を追い路地を走る。
ネットフェンスは周到に穴が空けられ、偽装された通路を抜けていく。
「警備会社」をまく事には成功しそうだった。

『用意周到だな。どうしてここが舞台になるとわかった』
「旦那は張大人の場所に寄ると思った。ならこっちに走る。細工してたら奴等が
現れたんだ」

末恐ろしいことだ。中尉に推薦しておくか

バババンッ
銃弾が辺りを穿つ。パッチョも俺も飛びのいていた(脳内)

「イエァーッやるじゃないっフルルァァァッッ」
イカれた笑い声。パッチョはいつの間にか手にしていたCz61スコーピオン
声の方向にフルで撃ち込んでいる(スコーピオンをぶっ放す)
四方から気配が集まってくる。まずいな。

「ショータァァィムッイィークォルワンッ連れ子かぁっ?一緒に地獄に
送ってやるぜぇっ」

「あいつうるさい」
『気が合うなパッチョ。ところでマシンピストルか。渋い選択だな』
「旦那もハンドガンナーだったね。両手で撃てる方がすごいよ」

包囲は完了したようだ。路地はもうネズミも這い出る隙間もない。

ただ犬が。鷲と・・・蠍を囲い込んだとして?
俺たちは隠れていたゴミ山から飛び出すと、物陰に潜むやつらに
鉛弾をプレゼントした(とにかくぶっ放すwプロターゲット×2、四方に置いた空き缶)

「ウゥゥゥゥゥハァァァァッッww」
バカ笑いと銃声と悲鳴と嗚咽。飛び交う弾丸(跳弾がひどいw)

ぱたり、と沈黙が訪れた。スコアではパッチョに負けた。
敵に回したくはない奴だ。

「旦那。噂だけじゃないね。やるじゃない」
『お前もな』

声の主、あのイカれたウォーモンガーはこの場から逃げた、
いやそもそもモニターしていただけらしい。
まったく面倒なことだ。ロクでもない事をしてくれた奴がいたものだ。

遠くにサイレン音。まもなく到着するだろう。
「旦那。僕はお暇するよ。部屋が決まったらお邪魔する」
『ありがたくって涙が出るぜ。ダディによろしく言っといてくれ』
「アディオース」

さて。諸手を上げて待ってるとするか。手にはバッチを持って。

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「イッヒヒヒ。見たかあれ。なぁヤハトバッフェ」
「はい。甘く見てました」
「そうじゃない・・・フヒィヒィ・・・本当の殺し合いができるぞ?」
「そうですね。サーマンシュタイン」
「戦争だ。ガルシアに連絡しとけ。これ以上の刺客は不要。アレは
僕のおもちゃだ。あと、ここに書いてある武器をよこせってね」
「サーイェッサー」

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俺を包囲した連中は管轄外、しかも若手だったらしい。

「このマーダー野郎っ彼らは罪人だが、司法の裁きを受ける
権利があったんだっ」
『・・・・』

「ミランダ警告はしたのか?今日一日で何人殺したと思ってるっ」
『・・・・』

俺は正直者だが、キリストじゃない。右の頬を撃たれる前に、
額を撃つ。この小僧はまだまだ何もわかっちゃいない。

俺やパッチョとは住む世界が違うらしい。

『!』
まだ何かを喚き続ける新米の腕を取り、間接を決めると
銃を抜いた。チーフスリボルバー。
恐れ入る。今時こんな銃か。
「なっなにをっっ」
バンッ!

抜きざまに一発放つ。まだ息があった、チンピラが銃を向けようとしていたが
額に弾丸を打ち込まれればもうおしまい。エイメン。
「あ・・・・」
『あいつが俺だけを道連れにしたか、構わず二人を撃ったか。賭けるかい?』

青くなっている新米には、授業料も請求できまい。
アメリカンスピリットに火をつけ、新居について思いを馳せた。

 Photo   Eagle-One用のシェビー

 Photo   Eagle-One用のシェビーその2

 Photo   Eagle-OneのUSPC

 Photo   Eagle-OneのP99

 Photo   ”警備会社”の手下のM92

 Photo

  パッチョのスコーピオンCz61


 Photo   Eagle-OneのProp