Eagle-One's story 03 "Lost my home again"

【あらすじ】
新しいねぐらで久々にゆったりとした休日を過ごすイーグルワン。しかし彼を執拗に追う何者かの常軌を逸した襲撃によって彼の新居は手荒い訪問を受ける。




夜半。一仕事終えた俺は、ボロのアパートメントでくつろいでいた
今日はもう仕舞いだ。グラスにボールアイス、バーボン(本当は芋焼酎)。
もう何もいらない。フットボールの試合は明日だ。
明日が確実に来るのかは定かじゃないが、楽しみは必要さ。
と、携帯が着信のベルを鳴らした。

『アロー』
「イーグルワン。この前はお疲れ様。でも悲しいニュースがあるわ」

ワイズマンだった。デスクの引き出しからG26Cを取り出す。
『悲しいニュース?せっかくのワイズマンからの電話にしちゃ冴えないね』

「・・・そうね。ヤナギのような馬糞じゃない。野望を知性とテクニックで支える、
本当のワルがあなたに目をつけたわ。アパートメントはまた引き払う事ね」

『御代は?』

「・・・私が会いたいと思った数少ない男。というのは理由にならないかしら?」

『十分さ。今日はよく寝られるよ』

また引越しだ。一箇所に落ち着く事は、天国に近づく第一歩。
リードマン中尉の言葉だが、まったくよく実践している俺はいい教え子だろう。
だが、俺は神様からは嫌われている。お前はそばに来るなと召されない。
今日はまぁ、仕舞いだ。

グラスのロックアイスが澄んだ音をたてた。

引越し先に積まれたダンボール。チョンガーは荷物は
いくらもない。簡単なものだ。

今回のアパートメント、一年とはいわんがそれなりに
長居したいものだ。

ロッキンチェアーに腰掛け、荷物の山の中で一服する。
領収証は下りた。本部長は差し出す俺を一瞥し、何も言わずに
受け取ってくれた。ツーカーは話が早い。

『ふぅー・・・』
人から恨みつらみを買うな、と爺さんはいっていた。
だから俺はポリスならいいだろう、となった訳だが・・・どうも世の中は
不公平だ。
明日泣く子供がいない。それが今日の成果ならそれもいいか。
今日はまぁ仕舞いだ。

カキン・・・・シュカッ

遠くに聞こえた音にくたびれた俺の体は反応した。
RPGの弾頭は空を舞っている。
こんなアパートメント街で、そんな代物が用があるのは多分俺だ。

「野望を知性とテクニックで支える、本当のワルがあなたに目をつけたわ」

なるほど。俺の情報が市場に流れたらしいが、早いご訪問だ。

廊下に転がり出た俺の部屋が、爆音と炎に包まれる。

チョンガーの荷物は少ない。愛用のグラスも失ったわけだ。
手持ちの品、財布とカードと小銭。携帯電話にキーケース。
そしてが3丁。ショットガンは車の中だ。無事で会えるといいが。

非常階段に走り込む。このまま居座って消防に電話するのは、
得策じゃない。長居は無用だ。
新居はロッキンチェアーに腰掛けた数分。まぁ最短記録では過去に2つ。
たいした出来事じゃない。
俺は螺旋階段を駆け下りた。これは挨拶、始まりに過ぎない。
どこの誰だか知らないが、礼は必ずさせてもらう。オーケイ?

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  ソファーでくつろぐEagle-OneI


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  Eagle-OneのP99


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  Eagle-OneのUSPC


 Photo  Eagle-OneのGlock26

 Photo   Eagle-OneのM1100

 Photo   持ち出せた家財道具

 Photo   Eagle-Oneのポリスバッジ