Dyson's story 04 "Mr. DJ" 

【前回までのあらすじ】
銀行強盗に使用された強力な銃器の密売容疑を掛けられた元傭兵の掃除屋(スイーパー)ダイソン。
彼の潔白を晴らし銃器密売の犯人の情報を得る為、伝説の情報屋ワイズマンの紹介で情報屋DJの隠れ家を訪れたダイソンとビル捜査官。
彼らがDJの隠れ家を後にした直後、DJの身に危機が訪れる。




侵入者を知らせるアラームが鳴っている。

《今日は来客の多い日だネ》

カメラの映像を切り換えるとスーツにサングラスの男がぞろぞろと建物の入り口を入ってきていた。

《今日は本当に招かれざる客の多い日だネ…》

DJは手に持っていたチョコバーを手早く口の中に詰め込むと、流れるような手つきでキーボードを叩く。
そのままベッドルームへ消えると程なく全ての端末の画面がブラックアウトし、画面には《No DATA》の文字が表示された。

《ズガガガガガ!!!》

同時に部屋のドアを手荒な鉛のノックが襲う。

リビングまで踏み込んできた男たちは既に標的が襲撃を察知した事に気付く。

「ヤァ。御機嫌よう。サヨウナラ」「…ッ!!」

次の瞬間侵入者が見た物はDJと手に持つG36C、そして迫り来る弾丸だった。

ターゲットをホロサイトに重ねてトリガーを引く。この単純な動作の繰り返しを限り無く正確に、素早く行う。それだけだった。

《ズダダンッ! ズダダンッ!》

連結したマガジンを差し替え、さらに狙いをつける。

「アト二人」

《ズダダンッ! ズダダンッ!》

「…ハイ、お終イ」

部屋に残ったのは硝煙と7つの死体、壊れたAV機器だった。

「…!」

気配を感じて振り返る。

相手と目が合うより早く、左手で抜いたグロックが額を打ち抜いていた。

「ヤレヤレ。これは高く付くよワイズマン」

空になったマガジンを投げ捨て、バックに銃をしまうと足早にその場を離れようとするが、ふと思い付いたように踵を返す。
部屋の中で無残な姿となった冷蔵庫を覗き込むと、そこにはまだ未開封のチョコバーが無事に納まっていた。

「サテ。まずは彼らと合流しないとネ。この借りはキッチリ返すヨ。」

建物を出て、ひとしきり周囲の気配を探ったあと、DJはヘッドフォンを付けて歩き出した。手にはチョコバーを持って。

 Photo   ダイソンのスナイパーライフル

 Photo   ダイソンのUSPとGlock18

 Photo   ダイソンの護身用デリンジャー

 Photo  ダイソンのM1100

 Photo  ビルのミニガバメント

 Photo   ビルのM19

 Photo  DJのG36C


 Photo  ビルのマスタング

 Photo  ビルのマスタング